スワン彗星 撮れーず!

13日未明,スワン彗星を狙って事前にリサーチした場所へ。
以前来た時には東の空は見通しがよかったのですが,久しぶりに来てみると木が伸びて見通しが悪くなっていました。
仕方なく,少し高い場所に移動。ここも少し木が邪魔しそうでしたが,他に行く場所がなかったので機材をセッテイング。
彗星が撮れる時間は4時頃なので,1時間あまりの待ち時間に北アメリカ星雲とサドル付近の散光星雲を少し撮影。
4時頃,彗星の撮影を開始しましたが,雲あり,月明かりありの状態で彗星を捉えることは出来ませんでした。
来週,場所を変えてスワン彗星を再度狙ってみたいと思います。

下の画像は,待ち時間に撮った北アメリカ星雲(はくちょう座)ですが,薄雲があり,月明かりもある状態だったので画像処理してもパッとしません。

 

《撮影データ》
2020,5.13
71FL+RD+D750(HKIR)=288mm F4 LPS-P2フィルター SX2赤道儀+ASI120mm-mini+ステラショット2(ガイド撮影) ISO3200 30秒×18コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし) トリミングあり

スワン彗星 撮ってみたい!(2)

スワン彗星を撮るのは難しいのか!?
南半球のニュージーランドやオーストラリアで撮影された画像(https://starwalk.space/ja/news/may-2020-comet-swan-c2020-f8を見ると,長い尾を引いた姿が見られます。しかし,日本で撮影された画像では尾がほとんど写っていません。薄明開始頃で,高度が低いことが原因なのでしょう。
このような悪条件の中で機材の選択に悩みます。
おそらく長い尾を撮るのは難しいでしょう。となると,400~500mmクラスの鏡筒がベターなのか。
71FL+RD+D5500=432mmか,71FL+RD+ASI294MC=576mmのどちらかでしょうか。
近日中に実行できればいいのですが・・・。

M106~モノクロになってしまった!

ASI AIR PROで初撮りに挑戦するも,なぜかモノクロになってしまいました。
初めての操作だったのでアイコンをいろいろクリックするうちに,モノクロ撮影?のアイコンを押してしまっていたのかもしれません(次回撮影時にチェックしたい)。
お試しにM61,M65,M106の3天体を撮影しましたが,まあ何とか見られるのはM106でした。
M106は,りょうけん座にある大型の渦巻銀河(北斗七星のひしゃくの近く)で,中心部にブラックホールがあることがわかっています。
アプリは英語版で,タブレットでの操作はパソコンに比べるとやりにくいです。操作に慣れるまでには時間がかかりそうです。

 


《撮影データ》
2020,4.30
R200SS+コマコレPH+ASI294MC(1520mm相当) SX2赤道儀+ASI120MM Mini+ASI AIR PRO(ガイド撮影
)50秒×30コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正なし) 若干のトリミングあり

スワン彗星 撮ってみたい!(1)

今,北天の夜空ではパンスターズ彗星アトラス彗星を観測することができます。
アトラス彗星は増光が期待されていましたが,核が消滅し,ほとんど増光していません。
パンスターズ彗星は8等級前後で推移しているのでしょか。
ここに来て,4月に発見されたばかりのスワン彗星が増光中で4等級程度になるのではないかと期待されています。
南半球のニュージーランドで撮影された画像(https://rakudaoyaji.web.fc2.com/)を見ると,結構明るく細長い尾を引いています。
シミュレーションしてみて,ここ1~2週間が撮影チャンスではないかと考え,撮影してみたいと思っています。
ただ,日の出前の薄明が始まる頃(日の出は5時頃)で,高度も10度前後と低い位置なので条件としてはよくありません。
東が開けた場所をリサーチして近日中に撮影できたらと思います。
下の2枚のシミュレーション画像は,場所・標高が違います。

東京大学木曽観測所が作成したシミュレーション動画(https://www.youtube.com/watch?v=-eJBAgGQyhY)はわかりやすいです。参考まで。
木曽観測所は標高が約1000mの場所にあります。

 

 


〈右から5/6,5/7,5/8,5/9,5/10の午前4時頃。高度は約5~9度〉

 


【5/8 午前4時頃】


〈高度は6~7度ぐらいでしょうか〉