春の銀河ーM81&M82ー(再現像)

厳しかった冬は、3月に入って急に春めいてきて、星空も冬の銀河から春の銀河に。
そこで、手始めに「おおぐま座」M81&M82を狙ってみました。
薄雲もなく、すっきりとした夜空でしたが、東~南方向は光害がひどく、北天の銀河を狙うしかありませんでした。
M81&M82は北東方向に位置していて、光害の影響で色かぶりがありましたが、ほとんど修正できませんでした。
また、M81が少し切れて収まりの悪いフレーミングになってしまいました。

さらに、右上角にはCMOSカメラの結露による冷却ムラ?と思われる箇所もあり、散々な結果となりました。
前回の画像は、自動処理したもので仕上がりがよくなかったので、手動で画像処理して画像を差し替えました。

 

上:M82(不規則銀河)/下:M81(渦巻銀河)

《撮影データ》
撮影日:2023年3月14日
R200SS+HUEIBーⅡフィルター+コマコレPH+ASI533MCーPro(冷却:-10℃)
SX2赤道儀+ASI122MMーmini
撮像&オートガイド:ステラショット2
画像処理:ステライメージ9
ライトフレーム:85秒×24コマの加算平均コンポジット(ダーク補正/フラット補正あり) Gain:360/周囲を若干トリミング

早朝の菜の花(笠岡ベイファーム)

神島で朝日を撮った後、ふと「笠岡ベイファーム」に菜の花が咲いているのではないかと思い、立ち寄りました。
やや見頃は過ぎた感はありましたが、早朝の菜の花を撮ることができました。
日の出直後のやわらかな陽射しのもとでの菜の花はきれいです。

 

“だるま朝日“撮れんかった!

神島(笠岡市)で「だるま朝日」が撮れる時季なので事前にシミュレーションして行きましたが、霧の影響なのか「だるま朝日」は撮れませんでした。
太陽が顔を出したのは、海水面から1.5個分上でした。
瀬戸大橋が見えれば、「だるま朝日」が撮れる確率が高いのですが、今日は見えませんでした。
帰宅して現像してみると、太陽に大きな黒点が確認できました。
次回は、田尻(福山市)での撮影になるかもしれません。

 


ワーム・ムーン(3月7日の満月)

前回、3月5日に月齢12.7の月を撮影したが、いい結果が得られなかったのでリベンジで撮影。
雲量予報は、前回より条件はよさそうと思ったが、薄雲、PM2.5、大気の揺らぎありと前回よりも悪かった。
しかも、高度25度~35度あたりに電線が数本あり、動画撮影のフレームが稼げず、パッとしない画像になってしまった。
3月の満月は、”Worm Moon”(芋虫月)というらしい。
アメリカの先住民が、農漁業や狩猟の目安として季節を把握するために各月の満月に名前を付けたものだ。
3月は、暖かくなってミミズや虫が動き出してくるという意味で名付けたもの。
日本でいう「啓蟄」(けいちつ)に似ている。

 

《撮影データ》
撮影日:2023年3月7日
鏡筒&カメラ:102ED+UV/IRカットフィルター+ASI553MC Pro(冷却:-10℃)
赤道儀:SX2
撮像:SharpCap Pro 4.0/画像処理:ステライメージ9(シャープ処理)/ノートリミング
Gain:98/露出:6.90ms