あまりの暑さに山口行きを断念。早朝の湿原の花を撮りに新見市哲西町の鯉が窪湿原へ。
鯉が窪湿原は「西の尾瀬」とよばれている湿原で,夏場を中心に約300種類の花が咲きます。
とくにオグラセンノウやビッチュウフウロなどは,氷河期,日本が大陸と陸続きであったころ,中国東北部や朝鮮,日本の各地に広く分布していたと考えられる植物が,その後の温暖化によりほとんどが消滅していく中,かろうじて生きのびている残留植物です。
残念ながらビッチュウフウロはまだ咲いていませんでした。
今回は4度目となりますが,年々笹やヨシが生い茂り,花が見えにくくなっているようです。
ノハナショウブ(アヤメ科)
ヤマジノホトトギス(ユリ科)
シモツケソウ(バラ科)