8月6日、広島は66回目の「原爆の日」を迎えました。
平和記念式では、平和宣言や首相あいさつで「エネルギー政策の見直し」、「原子力の安全神話の反省」に言及しました。
福島の原発事故は「核と人類は共存できない」ことを改めて明らかにしました。
8月6日の夜は原爆ドームの対岸で灯籠流しが行われるので行ってみました。
静かな中で行われるものだと思っていましたが、元安川の両岸は二重、三重の人垣ができ、ごった返していました。
今年は約8000個の灯籠が流されました。
灯籠は販売もされていますが、手作りのものもあります。中には仏像を描いたものもありました。
広島市は、試験的に「原爆の子の像」などに捧げられた折り鶴を再生して灯籠をつくりました。灯籠の一部に使われています。
風の影響でしょうか? 川岸に灯籠が寄り、かたまっていました。
灯籠流しを見た後、夜の平和公園に寄ってみました。
原爆死没者慰霊碑の前には長蛇の列ができ、多くの方が参拝されていました。
今年、新たに5785人が亡くなられ、名簿が収められました。
帰りに原爆ドームに寄ってみると、ピースキャンドルが行われていました。
子どもたちが牛乳パックに蝋を流しこんで作ったキャンドルが原爆ドームの周囲に並べられていました。
一つひとつに平和のメッセージが書きこまれていました。
ドームを見上げてみると、ちょうど月が出ていました。
核兵器が廃絶された時に見る満月は格別なのでしょうが…。
まもなく長崎も66回目の「原爆の日」を迎えます。