大津(滋賀県)にある親戚に行く途中,比叡山坂本に立ち寄りました。
坂本は延暦寺門前町として栄え,延暦寺の「里坊」(延暦寺の僧侶の隠居所)が点在し,「穴太(あのう)衆」積みの石垣があり,風情のある町並みが残っています。
織田信長の焼き討ちで破壊されましたが,その後再興されました。
JR比叡山坂本駅から徒歩で坂道を上っていくと,「穴太衆」積みの石垣が続きます。
菅谷高殿の中には,たたらの遺構が残されており,高殿内では施設長さんがわかりやすく「たたら製鉄」や高殿について説明をして下さいました。
「鉄の歴史博物館」のビデオを見た上で,この施設を訪れると「たたら製鉄」のことがよくわかります。
すぐ近くには「山内生活伝承館」があるので立ち寄ってみると,昔の民具や「たたら製鉄」に使った炭や原木などが展示してありました。
また,野菜やお菓子などのお土産も販売されていました。
施設内を見て回っていると,この施設のおばちゃんが声をかけて下さり,手作りの漬け物やフキの煮物などを出して下さり,おいしくいただきました。
その上,いろいろ話を伺うことができました。
お礼にと思い,お菓子を買ったら,お土産までいただき,とても親切丁寧な対応をして下さいました。
いい撮影スポットも見つかったのでまた来てみたいと思います。
たたらの遺構(この炉の中に砂鉄と炭を入れて鉄をつくった)
水車小屋(水車を使って空気を炉に送り込んだ)