Category: 星雲・星団

オリオン大星雲(M42)再々現像

1月 24th, 2023 Permalink

1月21日から撮影開始し、3つめに撮影したのがオリオン座の「オリオン大星雲」で、日をまたいで22日までにかかり […]

1月21日から撮影開始し、3つめに撮影したのがオリオン座の「オリオン大星雲」で、日をまたいで22日までにかかりました。
冬を代表する明るく大きな散光星雲です。
オリオン座の中ほどの「三ツ星」の少し南にあり、光害の影響の少ないところではボヤーと肉眼でも確認できます。
ただ、中心部と周辺部の明暗差が大きいので写真に撮るには難しい天体です。
そこで段階露出(6段階)を行うことにしました。
感で露出時間を決めましたが、中心部はまだオーバー気味のような気がします。
再現像した画像も納得いかなかったので再々現像し、画像を入れ替えました。少しましになりました。

 

 

《撮影データ》
撮影日:2023年1月21日~22日
R200SS+QBPフィルター+コマコレPH+ASI294MCーPro(冷却:0℃)
SX2赤道儀+ASI122MMーmini
撮像&オートガイド:ステラショット2
ライトフレーム:130秒×20コマ、60秒×10コマ、30秒×10コマ、15秒×10コマ、10秒×10コマ、5秒×10コマの加算平均コンポジット(総露出時間約63分)
ダーク補正/フラット補正あり Gain:240

夜空に咲く”ばら”~「ばら星雲」(NGC2237-9)

1月 23rd, 2023 Permalink

1月21日に撮影した2つ目は、「ばら星雲」(NGC2237-9)です。 「ばら星雲」は、オリオン座のすぐ東の「 […]

1月21日に撮影した2つ目は、「ばら星雲」(NGC2237-9)です。
「ばら星雲」は、オリオン座のすぐ東の「いっかくじゅう座」にあります。
撮影時間帯は、自宅からは南東方向にあり、市街地がある方向なので光害の影響のためか色かぶりがあります。
南~南西方向に来る時間帯に撮影すると、色かぶりは少ないかもしれません。
R200SS+コマコレPH+ASI294MCだと、760mm×2=1520mm相当になりますが、ちょっと窮屈な感じがします。

 

《撮影データ》
撮影日:2023年1月21日
R200SS+QBPフィルター+コマコレPH+ASI294MCーPro(冷却:0℃)
SX2赤道儀+ASI122MMーmini
撮像&オートガイド:ステラショット2
ライトフレーム:60秒×21コマの加算平均コンポジット(ダーク補正/フラット補正あり) Gain:306

かに星雲(M1)

1月 22nd, 2023 Permalink

久しぶりにすっきりした星空が期待できそうなので撮影することに。 天体写真の撮影は2か月半ぶりになります。 狙い […]

久しぶりにすっきりした星空が期待できそうなので撮影することに。
天体写真の撮影は2か月半ぶりになります。

狙いは、かに星雲、ばら星雲、オリオン大星雲、馬頭星雲ですが、庭の前の道路上に電線が数本あるので撮影のタイミングが取りずらく時間帯が制約されます。
上記に列挙した順に撮影していきました。
まずは、おうし座のかに星雲(M1)です。
R200SS+ASI294MCでは小さく写るのでトリミングしています。

 


《撮影データ》
撮影日:2023年1月21日
R200SS+QBPフィルター+コマコレPH+ASI294MCーPro(冷却:0℃)
SX2赤道儀+ASI122MMーmini
撮像&オートガイド:ステラショット2
ライトフレーム:60秒×25コマの加算平均コンポジット(ダーク補正/フラット補正あり) Gain:342 トリミングあり

11/3電子観望会! 大成功!!

11月 5th, 2022 Permalink

   11月3日(木)、県北の町のはずれで電子観望会を実施。  大学生や星好きの仲間を合わせて12名が集まり、 […]

 

 11月3日(木)、県北の町のはずれで電子観望会を実施。
 大学生や星好きの仲間を合わせて12名が集まり、2時間あまり星空観察と電子観望を楽しみました。
 午後6時頃から赤道儀の設置を始めましたが、雲が空を覆い、準備を中断。
 雲が晴れるまでのあいだ、星好き仲間のSさんとHさんに天体の説明をして頂いたり、パソコンに保存していた星雲や銀河の写真を見てもらいました。
 午後8時過ぎに雲が晴れてきたのでPolemasterで極軸合わせを行い、電子観望をスタート。
 電子観望で見てもらう星雲・星団・銀河の画像入りの資料を配布し、順次観望していきました。
 北アメリカ星雲、アンドロメダ銀河、さんかく座の渦巻銀河(M33)、プレアデス星団、カリフォルニア星雲、ペルセウス座の二重星団、アレイ状星雲、らせん状星雲、かに星雲(M1)など。天体観望は初めての人が多かったのでとにかく数をこなしました。
 使用した機材は、102ED+フラットナー+QBPフィルター+ASI294MC-Proで、SX2赤道儀に搭載し、ステラショットで自動導入をして、Asiliveで電子観望を行いました。       

                           

 外付けの液晶ディスプレイをパソコンに接続し、見やすくしました。
 事前にステラショットに観望対象の天体リストを登録し、一つずつマウスでクリック。「ウィーン!」というモーター音とともに鏡筒が回ると、「かっこいい!」の声。
 AsiliveのGainを「H(390)」、露出を5秒に設定すると、数秒でパソコンの画面に星雲が現れ、「わー! きれい!!」の歓声が上がりました。
 次々に画面に現れる星雲・星団・銀河をSさんとHさんが解説をしてくれて、アッという間に2時間あまりが過ぎ、充実した楽しい観望会となりました。参加された方たちは、一様に喜ばれていたので大成功!!
 自身、初めての電子観望会の実施でしたが、やってよかったと思っています。

 

  天体写真は、アンドロメダ銀河(上)カリフォルニア星雲(中)プレアデス星団(下)です。