Category: 星野写真

初撮り!~M16(わし星雲)~

8月 22nd, 2023 Permalink

19日に撮影したM16(わし星雲)です。これも初撮りです。 71FL+×0.72レデューサー+ASI533MC […]

19日に撮影したM16(わし星雲)です。これも初撮りです。
71FL+×0.72レデューサー+ASI533MC Proの合成焦点距離が777mmなので、この写野に収まる対象として選びました。
M16は、へび座」に位置し、散光星雲と散開星団(中心部の星の集まり)の組み合わせというめずらしい天体です。
羽根を広げたわしのような姿から「わし星雲」と呼ばれています。
露光不足のためか羽根の部分の星雲の写りが悪いようです。
もう少し露光をかけてコマ数を増やすといいのかもしれません。

 

《撮影データ》
撮影日:2023年8月19日/撮影地:福山市北部
赤道儀:Star Adventure Gti
撮影機材:71FL+×CometBPフィルター+×0.72レデューサー+ASI533MC Pro(冷却:-10℃)
ASIAIR-Proでコントロール/オートガイド:ASI120MMーmini+30mm F4ミニガイドスコープ
GAIN:120/60秒×30コマのAutorun撮影/ダーク補正:あり
画像処理:ステライメージ9

 

前回のリベンジ!?~北アメリカ星雲(NGC7000)

8月 13th, 2023 Permalink

昨夜は、三次市内で流星観測とミニ電子観望会を実施。 ペルセウス座流星群の撮影をする予定でしたが、急遽子ども連れ […]

昨夜は、三次市内で流星観測とミニ電子観望会を実施。
ペルセウス座流星群の撮影をする予定でしたが、急遽子ども連れの家族が星空観察に来るということで電子観望をすることにしました。
友人と1家族の5名が参加。
電子観望の準備をしている間、友人に星空の説明をしてもらいながら、地面にシートを敷いて寝そべって流星観測をしてもらいました。
何個か流れ星を見つけることができたようです。
電子観望では、望遠鏡で撮影した銀河や星雲・星団の画像をリアルタイムで観望。みなさん見入っていました。
M8(干潟星雲)、M20(三烈星雲)、M13(球状星団)、NGC7000(北アメリカ星雲)を見てもらいました。
観望会終了後、この4つを撮影したいと思いましたが、雲や機材のトラブルで北アメリカ星雲しか撮影できませんでした。
ASIAIR Proでライブスタック撮影をして、帰宅後現像しましたが、撮影した画像が暗めだったので強めのあぶり出しをせざるを得ませんでした。
どうして露光が暗めになるのか、どうすれば改善できるのか、解決策を模索しないと・・・。

 


《撮影データ》
撮影日:2023年8月12日
赤道儀:Star Adventure Gti
撮影機材:71FL+×UV/IRカットフィルター+×0.72レデューサー+ASI533MC Pro(冷却:0℃)
ASIAIR-Proでコントロール
GAIN:220/10秒×124コマのライブスタック撮影
画像処理:ステライメージ9

2か月ぶりの天体写真~北アメリカ星雲~

8月 1st, 2023 Permalink

梅雨入り~梅雨明けまでの約2か月間、天体写真が撮れずにいましたが、やっと撮ることができました。 と言っても薄雲 […]

梅雨入り~梅雨明けまでの約2か月間、天体写真が撮れずにいましたが、やっと撮ることができました。
と言っても薄雲があり、撮影条件はよくありませんでした。
2か月のブランクがあると、操作を忘れてしまうので少々条件は悪くても撮るしかありません。
Star Adventure+71FL+CMOSカメラでのシステムのテスト撮影も兼ねています。
ASIAIR-PROでコントロールしてオートガイド撮影まで考えていましたが、極軸合わせが中々進みませんでした。
何とかしなくては思い、CMOSカメラの感度(ゲイン)を120から360に上げると、すんなり極軸合わせが完了しました。
薄雲があるせいで低めの感度ではうまくいかなかったようです。
極軸合わせに手間取り、時間切れで結局オートガイド無しで北アメリカ星雲をライブスタックで15分程度撮影して終了しました。
ピントが甘めで薄雲もあったので画像は最悪です。
いい条件の時にオートガイド撮影に挑戦したいです。

 


《撮影データ》
撮影日:2023年7月29日
赤道儀:SX2
撮影機材:71FL+×QBPフィルター+×0.72レデューサー+ASI533MC Pro(冷却:0℃)
ASIAIR-Proでコントロール
GAIN:120/10秒×87コマのライブスタック撮影
画像処理:ステライメージ9

M101&超新星「SN2023ixf」~参考&星図追加~

6月 16th, 2023 Permalink

梅雨の晴れ間があれば、おおぐま座のM101(回転花火銀河)のしっぽあたりに現れた超新星「SN2023ixf」を […]

梅雨の晴れ間があれば、おおぐま座のM101(回転花火銀河)のしっぽあたりに現れた超新星「SN2023ixf」を撮りたいと思っていた。
台風一過?、6月3日そのチャンスが訪れた。
「SN2023ixf」は、山形県の板垣公一さんが5月19日に発見した。
M101(回転花火銀河)は、2100万光年の近距離にあることから約8等と明るく、見かけサイズが大きく、美しいことから天文ファンに人気の天体だ。
過去に4度の超新星出現が記録されている。

超新星は星の名ではなく、現象を表す。恒星が崩壊し、星全体を吹き飛ばすような爆発を起こすことで、「超新星爆発」とも呼ばれている。新しい星が現れたかのように明るく輝くので、「超新星」と呼ぶ。肉眼で見えた「超新星」は、過去2000年間に8回ほどしかない。
「SN 2023ixf」が発見されて2週間ほど経つが、まだ青白く輝いている。いつかは消えて、後に生まれる恒星の材料になるのだろうか?
比較のために、2023年3月14日に撮影したM101を掲載しておく。3月14日時点では確認できない。

【参考】渦巻銀河M101で輝く超新星「SN 2023ixf」マウナケア山の望遠鏡で撮影 | sorae 宇宙へのポータルサイトより

 

《撮影データ》
撮影日:2023年6月3
R200SS+CometBP
フィルター+エクステンダーPH+ASI533MCーPro(冷却:0℃)
SX2赤道儀+ASIAIR-PROでコントロール
オートガイド:ASI122MMーmini+30mm F4ミニガイドスコープ
ライブスタック撮影:GAIN240/30秒×59コマの加算平均コンポジット(ダーク補正あり)/画像処理:ステライメージ9



《撮影日》2023年3月14日


【星図】おおぐま座のM101(回転花火銀河)