スワン彗星を撮るのは難しいのか!?
南半球のニュージーランドやオーストラリアで撮影された画像(https://starwalk.space/ja/news/may-2020-comet-swan-c2020-f8)を見ると,長い尾を引いた姿が見られます。しかし,日本で撮影された画像では尾がほとんど写っていません。薄明開始頃で,高度が低いことが原因なのでしょう。
このような悪条件の中で機材の選択に悩みます。
おそらく長い尾を撮るのは難しいでしょう。となると,400~500mmクラスの鏡筒がベターなのか。
71FL+RD+D5500=432mmか,71FL+RD+ASI294MC=576mmのどちらかでしょうか。
近日中に実行できればいいのですが・・・。
「星野写真」カテゴリーアーカイブ
M106~モノクロになってしまった!
ASI AIR PROで初撮りに挑戦するも,なぜかモノクロになってしまいました。
初めての操作だったのでアイコンをいろいろクリックするうちに,モノクロ撮影?のアイコンを押してしまっていたのかもしれません(次回撮影時にチェックしたい)。
お試しにM61,M65,M106の3天体を撮影しましたが,まあ何とか見られるのはM106でした。
M106は,りょうけん座にある大型の渦巻銀河(北斗七星のひしゃくの近く)で,中心部にブラックホールがあることがわかっています。
アプリは英語版で,タブレットでの操作はパソコンに比べるとやりにくいです。操作に慣れるまでには時間がかかりそうです。
《撮影データ》
2020,4.30
R200SS+コマコレPH+ASI294MC(1520mm相当) SX2赤道儀+ASI120MM Mini+ASI AIR PRO(ガイド撮影)50秒×30コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正なし) 若干のトリミングあり
M61(渦巻銀河)
ED100sf+ASI294MCの直焦点で撮影した3枚目は,おとめ座のM61(渦巻銀河)です。
おとめ座とかみのけ座の境にある銀河密集地帯からは少し離れた位置にあります。
9.3等級と暗めで,見かけの大きさも小さめです。
《撮影データ》
2020,5.1
ED100sf+ASI294MC(1800mm相当) SX2赤道儀+ASI120MM Mini+ステラショット2(オートガイド撮影) GAIN:420 50秒×12コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正なし)
ソンブレロ銀河(M104)
ED100sf+ASI294MCの直焦点で撮影した2枚目は,おうし座の「ソンブレロ銀河」(楕円銀河)です。
南米のカウボーイがかぶるソンブレロハットに似ていることからこう呼ばれています。
楕円銀河の中に円盤が収まっている独特の構造をしています。
空の条件が悪かったので明瞭さに欠けます。
【元画像】
【拡大画像】
《撮影データ》
2020,5.1
ED100sf+ASI294MC(1800mm相当) SX2赤道儀+ASI120MM Mini+ステラショット2(オートガイド撮影) GAIN:390 40秒×23コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正なし)