レモン彗星を撮ってみたい!

7月になると,レモン彗星(C/2019 U6)が6等級前後となる予測なのでシミュレーションしてみました。
シミュレーション画像は,7/5~7/23までで,時刻は20時です(星図は7月23日20時)。
7/5は満月ですが,その後は次第に月が小さくなり,彗星の高度は上がっていくので撮影好機になります。
特に7/21には,「おとめ座銀河団」を通過するので撮影チャンスです。
梅雨が明けているといいのですが・・・。

 

あれい星雲(M27)

6月6日の半影月食は,雲に邪魔されたため撮影を断念。
翌日,梅雨入り前の快晴に恵まれ,以前からの課題であったステラショット2+GearBoxの検証を行うことにしました。
4月にステラショット2+GearBoxをWifi環境で撮影しようとしましたが,ステラショット上で望遠鏡,ASI294MCは接続できるのですが,ライブビューに星像が写らない,撮影もできない状態でした。
アストロアーツに問い合わせたら,後日回答を頂き,その指示どおりに「4/30に公開されたアップデータおよびファームウェアの更新」「INDIGO(GearBoxに搭載された機器制御アプリ)の設定変更」を行い,検証の機会を伺っていました。
昨夜,検証を行い,正常に動作するようになり,試しにこぎつね座「あれい星雲(M27)」を撮影しました。
ただ,満月の翌日の月があるのに光害カットフィルターも付けず,フラットフレームの撮影もしなかったので色かぶりや周辺減光がひどく,ろくな結果になりませんでした。

 


《撮影データ》
2020,6.8
R200SS+コマコレPH+ASI294MC(1520mm相当) SX2赤道儀 ステラショット2+GearBox ISO270  19コマの加算平均コンポジット トリミングあり

おとめ座銀河団(2)

おとめ座銀河団は,フルサイズで撮影後,APS-Cでも撮影。
フルサイズでは銀河の多さはわかるのですが,あまりに小さくわかりにくいのでAPS-Cでも撮影しました。
でも中途半端感は否めないかな。

 

《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D5500(HKIR)=432mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO3200 60秒×21コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし)

おとめ座銀河団(1)

スワン彗星撮影失敗後,最初に撮ったのが「おとめ座銀河団」の銀河密集地帯です。
まずフルサイズで撮り,その後APS-Cで撮影しました。
下の画像はフルサイズで撮影したもので,小さな銀河が密集しているのがわかります。
月明かりがあるので感度,露光時間を抑えて撮影しています。

 

《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D750(HKIR)=288mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO1250 25秒×30コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし)



上の画像:四角形の部分が,D750で撮影した写角です。
下の画像:拡大図です。