6.6半影月食 撮れるか!?

6月6日(土)未明から半影月食があります。
今年は半影月食が3回あり,今回は2回目になります(3回目は11月30日)。
前回1月11日は,雲に邪魔され,月食かどうかもわからない写りでした。
今回は,梅雨入りしていなければ,撮影可能かもしれません。
ただ,今回は半影月食が終わらないうちに月が沈み,太陽が顔を出します。

撮影は,広角レンズによるインターバル撮影と望遠レンズによる拡大撮影を考えていますが,半影食が始まって30分後ぐらいから薄明が始まるので,食の最大の頃には空はかなり明るくなっているでしょうね。

参考までに半影月食の時間とシミュレーション画像を掲載しておきます。

半影食の始まり  2:46
半影食の最大   4:25
半影食の終わり  6:04

方角は,南西~西南西方向となります。
薄明の始まりが3:10~,月没が5:04,日の出が4:53です(福山市)。
ステラナビゲーターでシミュレーション(10分間隔)してみると,こんな感じになります。

 

 

おとめ座銀河団(2)

おとめ座銀河団は,フルサイズで撮影後,APS-Cでも撮影。
フルサイズでは銀河の多さはわかるのですが,あまりに小さくわかりにくいのでAPS-Cでも撮影しました。
でも中途半端感は否めないかな。

 

《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D5500(HKIR)=432mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO3200 60秒×21コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし)

おとめ座銀河団(1)

スワン彗星撮影失敗後,最初に撮ったのが「おとめ座銀河団」の銀河密集地帯です。
まずフルサイズで撮り,その後APS-Cで撮影しました。
下の画像はフルサイズで撮影したもので,小さな銀河が密集しているのがわかります。
月明かりがあるので感度,露光時間を抑えて撮影しています。

 

《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D750(HKIR)=288mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO1250 25秒×30コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし)



上の画像:四角形の部分が,D750で撮影した写角です。
下の画像:拡大図です。

北アメリカ星雲(NGC7000)

スワン彗星撮影失敗後の2発目は,「はくちょう座」北アメリカ星雲(NGC7000)です。
北アメリカ星雲は,「はくちょう座」のα星・デネブのすぐ東にあり,北アメリカ大陸に似た形の星雲です。
同じ方向に街灯があるためもう少し高度が上がった頃撮ると,もう少しきれいに撮れていたかもしれません。
横位置で,すぐ右のペリカン星雲も入れた方が良かったかな。

 


《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D5500(HKIR)=432mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO4000 50秒×15コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし) レデューサー先端にQBPフィルター装着