まもなく「ふたご座流星群」の極大に!

まもなく三大流星群の一つである「ふたご座流星群」の極大を迎えます。
今回は、極大日時が12月14日の午前10時。この時間に流星は観測できないので13日の宵~14日の明け方、または12日の宵~13日の明け方が好機となります(13~14日がベター)。
ふたご座が高度を上げてくるに従って流星の出現が多くなります(20時頃から観測できる)。
今年は月明かりの影響がないので絶好の条件です。

昨年は月明かりに悩まされましたが、それでも明るい流星を撮ることができました。
過去分(2019、2018年)の画像は、下記アドレスで見ることができます。

(http://phototraveler.sakura.ne.jp/wordpress/category/%e3%81%b5%e3%81%9f%e3%81%94%e5%ba%a7%e6%b5%81%e6%98%9f%e7%be%a4/)
1時間に最大で20個程度見られると予想されています(街明かりの影響によって数は変わります)。
下の星図は、12月14日0時のふたご座の位置です(♯が放射点)。

 

M33渦巻銀河

PHD2のオートガイドに初挑戦するも失敗! 原因不明がわからない。
何も星果なく終わるのはむなしいので、ステラショットでM33(渦巻銀河)を撮影。
こちらも110秒程度でも星が流れる始末。
コンポジットできたのは20コマ中9コマ(フラット補正もやってないので周辺減光もひどい)。
せめてもの救いは、多少色合いが出せた程度。
月明りがないときに、再度挑戦したみたいと思います。

 


《撮影データ》
2020,12.2
R200SS+コマコレPH+Heuib-Ⅱフィルター+
ASI294MC SX2赤道儀(追尾撮影) Gain:328 110秒×9コマの加算平均コンポジット  トリミングあり

11.30 半影月食

今夜は,今年3回目の半影月食
半影食の始めから撮りたかったのですが,帰宅が18時半頃になったので撮影開始が19時頃からになりました。
半影食は,月が欠けたように見えるわけではなく,月の一部が薄暗くなる程度なので月食とはわかりにくいです。
望遠で撮影すると,左上が若干薄暗くなっているのがわかりますが,微妙です。
食の最大直後から撮影した画像を9分ごとに並べてみました(次第に明るくなっていきます)。
次回は,2021年5月26日皆既月食です。赤銅色の月が見られるといいのですが・・・。

 








《撮影データ》
2020,11.30 18:57~19:54
45EDⅡ+絞り+テレコン×1.4+K-70(682mm相当) WB:太陽光 ISO200 1/250秒 トリミングあり

11.30半影月食シミュレーション

今年3回目の半影月食が11月30日(月)にあるのでシミュレーションしてみました。

半影食の始まり 16:32
食の最大    18:43
半影食の終わり 20:53

半影食の始まりが16:32ですが,月が出たときにはすでに半影食が始まっています。
さらに日没が16:56(福山市)で,まだ空は明るいので半影食が始まったかどうか見分けが付きにくいでしょう。
食の最大の頃になると,月の一部が薄暗くなっているのが何とかわかるかもしれません。

 


(注)シミュレーション画像の月は実サイズではありません。