M81&M82(おおぐま座)

13日は新月。
朝方まで雨が降っていましたが,夜は雲が晴れそうだったのでチャンスとばかり以前から撮りたいと思っていたM81&M82(おおぐま座)を撮影することに。
ただ,21時頃まではまだ雲が少し残っていて,ガスっぽい感じの空だったので条件は良くありませんでしたが,夜が深まるにつれて次第にガスも薄くなっていきました。
オートガイドも好調で300秒まで延ばすことができ,悪い条件ながらそれなりに撮ることができたかな。
大きい方がM81(渦巻銀河),小さい方がM82(不規則銀河)です。

 

《撮影データ》
2021,3.13
R200SS+コマコレPH+Heuib-Ⅱフィルター+IR/UV-CUTフィルター  ASI294MC-Pro(-10℃)
 QHY5L-Ⅱ+50mmF4ガイドスコープ SX2赤道儀+ステラショット2(オートガイド) GAIN:330~300 115秒~300秒×34コマ(加算コンポジット)

ばら星雲(NGC2237)再現像

まもなく新月,月明かりがないときに撮ってみたかったのが,いっかくじゅう座のばら星雲(NGC2237です。
ただステラショットのエラーへの対応やオートガイドの不調で時間を費やしたため,他にも撮りたかった星雲もありましたが,星果はばら星雲だけでした。
しかも1/3の画像は,星が少し流れてしまっていました。
画像処理もなかなかうまくいきません。
再現像して画像を入れ替えました。

 

 

《撮影データ》
2021,3.10
R200SS+コマコレPH+Heuib-Ⅱ+IR/UV-CUTフィルター+ASI294MC-Pro SX2赤道儀(追尾撮影)+ステラショット2
GAIN:360 60秒×20コマの加算コンポジット  フラット補正:なし ダーク補正:なし 

カーターヒルズ・天体写真展

先日,NHKのニュースで三次市甲奴町のギャラリー「あみん」(ジミー・カーター シビックセンターすぐ上)で天体写真展が開催(~3/12まで)されているとのことで行ってみました。
甲奴町在住の天体写真家・福品博美さんが撮影された,ばら星雲やミルクポット星雲など20数点の写真が展示されていました。
お話を聞くと,標高400mの自宅に観測所を設置し,セレストロンの28cm反射望遠鏡+CMOSカメラで撮影し,1天体あたり2時間以上露光しているとのことでした。
まわりを山に囲まれ,光害や霧の影響が少なく,天体撮影の場所としてはいい環境のようです。
うらやましいかぎりです。

 

M42(オリオン大星雲)

昨夜は,上弦の月あり,薄雲+PM2.5(やや多め)ありで条件は「やや悪」でしたが,TeamViewerを使ったリモート撮影のテストをするために撮影することにしました。
室内PC(クライアント)と庭の望遠鏡+PC(ホスト)でリモート撮影はできたのですが,途中でWifiが切断されていました。距離が6mほど離れていたのでWifiが不安定だったのでしょうか(クライアントのPCの解像度はかなり落ちます)。
薄雲があったのでピント合わせに四苦八苦し、明るめのオリオン大星雲だけしか撮れませんでした。
条件が悪かったので星はにじみ,全体にボヤーとした感じです。
空の条件がいい日に冬の星雲を狙ってみたいと思います。

 


《撮影データ》
2021,2.20
R200SS+コマコレPH+Heuib-Ⅱ+IR/UV-CUTフィルター+ASI294MC SX2赤道儀(追尾撮影)+ステラショット2
GAIN:270 50秒×20コマ+45秒×10コマ+10秒×10コマ+4秒×11コマの加算平均コンポジット  フラット補正:あり ダーク補正:あり