高原の星降る夜(1/5)~四国カルスト

ペルセウス座流星群の撮影に標高1400mの四国カルストへ。
天候にも恵まれ,空気の澄んだ高原の星空は天の川がくっきり見え,絶好の撮影条件でした。
12日午後10時頃から撮影を開始しましたが,準備をしている間にも流星が飛び交っていました。
翌13日午前4時まで粘り,3台のカメラに30個あまりの流星を撮影することができました。
まさに星降る夜,感動の一夜でした。

初回は,1枚撮りの流星写真を紹介します。

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perseus_9950[1]                                                      (2013,8.12 22:50)

perseus_0252[1]                                                      (2013,8.13 1:25)

perseus_0360[1]                                                       (2013,8.13 2:15)

perseus_0492[1]                                                       (2013,8.13 3:18)
【放射点付近の流星】
アンドロメダ大星雲あたりをねらって撮影しました。ねらい的中です。二重星団も見えます。

撮影データ:28mm f2 ISO1600 25秒 WB:4200K GP2ガイドパックSによる追尾撮影
撮影地:四国カルスト(五段高原)

日周運動の写真になってしまった

流星の固定撮影では,露出時間30秒の連写モードで撮影していたのでコンポジット(比較明合成)にしてみました。
結果は,流星はほとんどわからなくなって,ただの日周運動の写真になってしまいました(黄色の矢印の先に流星あり)。Nikonは99枚しか撮影できないので,30秒だと約50分になりますが,日周運動はよくわかります。

今後の流星群は,こぐま座流星群(12/22)としぶんぎ座流星群(1/3)があります。しぶんぎ座流星群は,三大流星群の一つで,こぐま座よりは条件はいいので,是非ねらってみたいと思います(この画角の範囲がいいのかも?)。

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ふたご座流星_1213_2[1]撮影データ:2012,12.13 Nikon D5000 sigma15mm F3.2 ISO1600  30秒×99枚のコンポジット
撮影地:神石高原町

流星撮れたけど(12月13日)③

2台体制で,1台は北斗七星あたりを固定撮影で,もう1台はオリオン座あたりを追尾撮影で臨みました。
しかし,追尾撮影のポラリエの極軸設定がまずかったのか,雲台のねじのゆるみがあったのか,30秒の露出時間でも流れてしまっています。結果はイマイチでした。
一番輝いている星は木星です。木星の少し下を流れています。

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ふたご座流星_4744[1]
ふたご座流星_4744(トリミング)[1]撮影データ:2012,12.13 23:24  神石高原町
撮影機材:Nikon D800 28mm f2.2 ISO1600 30秒 ポラリエ星野モード

アベック流星(12月13日)

撮影中は気づきませんでしたが,自宅に帰って画像をチェックしてみると,何と流星が2個並んで写っていました。
明るいレンズだと,もう少し明るく写ったかもしれませんが,滅多に撮影できないのだろうと思うと感動です。

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ふたご座流星_0118[1]
ふたご座流星_0118(トリミング)[1]撮影データ:2012,12.13 22:20 神石高原町
撮影機材:Nikon D5000 sigma15mm F3.2 ISO1600 30秒 固定撮影