M33(さんかく座渦巻銀河)

天体写真の撮影は、ペルセウス座流星群以来3か月ぶりです。
とにかく雲がある日が多くて撮影チャンスに恵まれませんでした。
ようやく撮影チャンスが来ました。
狙ったのが、さんかく座の渦巻銀河(M33)です。
久々の撮影だったのでミスの連発で結果はさっぱりでした。
オートガイドも不調で約30コマ撮影しましたが、何とかコンポジットに使えたのが13コマでした。
なのでノイジーです。
近々にリベンジしたいと思います。

 


《撮影データ》
2024年11月21日
R200SS+コマコレPH+HUEIB-Ⅱフィルター+ASI294MC Pro(冷却:-5℃)
ASI120MM-mini+30mmF4ミニガイドスコープ/SX2赤道儀+ステラショット3(オートガイド&撮像)
Gain:420 65秒×13コマの加算平均コンポジット フラット補正:なし ダーク補正:あり

ペルセウス座流星群(3/3)

ポータブル赤道儀の追尾撮影では、天頂付近の「夏の大三角」と天の川を狙いました。
天頂付近なので真上は肉眼では見にくいため流星はほとんど確認できませんでしたが、現像してみると、結構写っていました。
この画像には5つ写っていますが、時間的には23:34~0:36の約1時間です。
極大が23時頃だったので、ペルセウス座の高度が上がるに連れて流星の数が増えているのがわかります。
明るい3つの星が「夏の大三角」ですが、レンズが夜露で少し曇ったため滲んだようになっています。

 


《撮影データ》
2024年8月12~13日
D750(HKIR)+24mm(F2)/ISO3200/5秒×5コマの比較明合成
スカイメモSによる追尾撮影

ペルセウス座流星群(2/3)

ポータブル赤道儀で追尾撮影するにはどの辺りがいいか、やはり「夏の大三角」辺りです。
天の川あり、北アメリカ星雲ありで絵になります。
「夏の大三角」を射抜く流星が写り込むと気分は最高ですが、今回はそのような流星はありませんでした。
画像を合成すると、3~4本写り込んでいました。
暗めの流星を浮き上がらせるために明るさの調整をしましたが、不明瞭です。加えて色調整をもしたので画像に滑らかさがありません。
なので、再現像したいと思っています。
星図を追加しました。

 



《撮影データ》

2024年8月12日
D750(HKIR)+24mm(F2)/ISO3200/5秒×81コマの比較明合成
スカイメモSによる追尾撮影

春の銀河~M81&M82(おおぐま座)~

二つ目に撮影したのが、おおぐま座のM81(渦巻銀河)とM82(不規則銀河)です。
M81は、見かけの大きさが満月ぐらいある大型の銀河です。
M82は、M81に近いためスターバーストという現象を起こしたとされ、外側に向かって水素を噴き出していますが、この画像では不明瞭です。
オートガイドが不調だったので次回リベンジしたいと思います。
左がM81で、右がM82です。

 

《撮影データ》
2024年5月4日
オートガイド:ASI122MM-mini+30mm F4ミニガイドスコープ(ステラショット3)
赤道儀:SX2
光学系:R200SS+コマコレクターPH+ASI294MC-Pro(冷却:0度)/NGS-1フィルター使用
撮像:ステラショット3/ZWO 電動フォーカサー
現像:ステライメージ9ほか 
⇒GAIN:400/120秒×10コマの加算平均コンポジット/ダーク補正:あり