1.11半影月食だったけど・・・

1月11日未明,半影月食があり,チャレンジしましたが,雲に邪魔されサッパリでした。
撮影開始時の2時頃,すでに薄雲がありましたが,3時頃には雲が厚くなり,撮影を中止して撤収しました。
おおよそ5分ごとに撮影し,その中から4コマ(10分ごと)を並べてみました。
次第に月面が暗くなっているのがわかるぐらいです(雲の影響もあるかもしれません)。
半影月食だからこんなもんなんでしょうか。

 


《撮影データ》
2020,1.11
45EDⅡ+1.4倍テレコン+K-70(683mm) ISO200 1/160秒 スポット測光 トリミングあり(共通)

1.11半影月食シミュレーション

2020年1月11日(土)未明半影月食があります。
2020年は半影月食が3回あり,最初の半影月食です。
寒い時期の午前2時過ぎから6時過ぎまでなので一番観測しづらい時間帯です。
撮影は,広角レンズによるインターバル撮影と望遠レンズによる拡大撮影を予定しています。
今から撮影候補地を絞り,シミュレーションしていきたいと思います。
参考までに福山市中心部の時刻とシミュレーション画像を掲載しておきます。

半影食の始まり  2:05(高度:61.7度)
半影食の最大   4:10(高度:37.0度)
半影食の終わり  6:14(高度:12.8度)

観測地によって見え方(高度,方位)が若干違うので国立天文台のHPで「月食各地予報」で確認しておきましょう。

方角的には西南西~西北西方向となります。
半影食が終わる頃には薄明が始まるので空が明るくなります。
ステラナビゲーターでシミュレーション(30分間隔)してみると,こんな感じになります。

 

【非実サイズ(月は実サイズではない】

 

 

 【月食の起こるしくみ】
  国立天文台のHPを参照のこと(https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.html

2020年おもな天文現象

2019年も様々な天文現象がありましたが,晴天率が低いこともあってほとんど星果を上げることができませんでした。
年始めの「部分日食」(下の画像)は雲に阻まれ,年末の「部分日食」は雨天となり,散々でした。
2020年は,半影月食が3回,部分日食が1回あり,来年こそはと思っているのですが・・・。
まずは,1月11日の半影月食の撮影に向けて準備をしていきたいと思います。

 

 

 

【2020年のおもな天文現象】

1月11日 半影月食
5月25日 パンスターズ彗星が地球に最接近
6月6日 半影月食
6月21日 部分日食
8月12~13日 ペルセウス座流星群が極大
10月21日 オリオン座流星群が極大
11月17日 しし座流星群が極大
11月30日 半影月食
12月13~15日 ふたご座流星群が極大

 

今年2度目の部分日食(12月26日)

今年2度目の部分日食12月26日(木)あります。
前回1月6日はほとんど雲に隠れ,イメージした写真を撮ることができませんでした。今回こそは撮りたいと思っているのですが・・・。
どこで撮影するか撮影ポイントを2~3か所に絞り,シミュレーションしているところです。
観測地によって食の始まり・食の最大・食の終わりの時間が違うので国立天文台のHPで「日食各地予報」で時間を確認しておくことが必要です。

参考のために福山市中心部での時間とシミュレーション画像を掲載しておきます。

食の始まり  14:19(高度:24.2度)
食の最大   15:28(高度:14.9度)
食の終わり  16:30(高度:5.0度)

方角的には南南西~西南西方向となります。
ステラナビゲーターでシミュレーション(10分間隔)してみると,こんな感じになります。

 

【非実サイズ(太陽は実サイズではない】

 

【実サイズ(太陽は実サイズ)】


撮影計画としては,広角レンズによるインターバル撮影と望遠レンズによる拡大撮影を予定しています。
これから撮影予定地を絞り,機材を準備し,試し撮りをして準備をしていこうと思っています。
太陽の撮影は大変危険を伴います。注意事項については,国立天文台の2012年金環日食に掲載されています。

減光フィルター(D5:1/100000)は必携です。
光学ファインダーを絶対見てはいけません。

 

参考1》日食関連アプリ
ビクセンから日食関連の無料アプリが出ています。
Solar bookInterval bookです。
日食のイメージやインターバル撮影のシミュレーションの参考になります。

《参考2》日食を安全に観察する方法
日食を安全に観察する方法について,アストロアーツHPの『星ナビ』2012年6月号掲載されているので参考になります。