おとめ座銀河団(1)

スワン彗星撮影失敗後,最初に撮ったのが「おとめ座銀河団」の銀河密集地帯です。
まずフルサイズで撮り,その後APS-Cで撮影しました。
下の画像はフルサイズで撮影したもので,小さな銀河が密集しているのがわかります。
月明かりがあるので感度,露光時間を抑えて撮影しています。

 

《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D750(HKIR)=288mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO1250 25秒×30コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし)



上の画像:四角形の部分が,D750で撮影した写角です。
下の画像:拡大図です。

北アメリカ星雲(NGC7000)

スワン彗星撮影失敗後の2発目は,「はくちょう座」北アメリカ星雲(NGC7000)です。
北アメリカ星雲は,「はくちょう座」のα星・デネブのすぐ東にあり,北アメリカ大陸に似た形の星雲です。
同じ方向に街灯があるためもう少し高度が上がった頃撮ると,もう少しきれいに撮れていたかもしれません。
横位置で,すぐ右のペリカン星雲も入れた方が良かったかな。

 


《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D5500(HKIR)=432mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO4000 50秒×15コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし) レデューサー先端にQBPフィルター装着

はくちょう座のγ星「サドル」付近の散光星雲群

スワン彗星撮影失敗のあと,3発目に撮影したのは「はくちょう座」γ(ガンマ)星・サドル付近の散光星雲群です。
前回5月13日は,薄雲がかかり悪条件下での撮影でした。
今回は,街灯の明かりを抑えるため光害カットフィルターを装着して撮影。
「はくちょう座」γ星「サドル」付近には,散光星雲や暗黒星雲,散開星団などがあり,神秘的で美しい場所です。
真ん中にある明るい星が,γ星「サドル」です。

光害の影響が少ない,すっきりした星空のもとで撮ってみたい対象です。

 

《撮影データ》
2020,5.28
71FL+RD+D5500(HKIR)=432mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO3200 55秒×14コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし) レデューサー先端にQBPフィルター装着

 

初撮り! 干潟星雲&三裂星雲

昨夜,スワン彗星を撮ろうと近場に出かけましたが,ミスって撮ることができませんでした。
星果なしで帰るのは虚しいので少し粘って,おとめ座銀河団,北アメリカ星雲,サドル付近の散光星雲群,干潟星雲&三裂星雲を撮影して帰りました。
時系列では逆になりますが,まずはいて座干潟星雲(M8)&三裂星雲(M20)です。上が三裂星雲,下が干潟星雲です。
深夜,いて座が東から昇って高度が高くなってきましたが,南~南東方向に市街地があり,空が明るくなっていました。
なので光害カットフィルターを装着して撮影しましたが,色かぶりがひどく,補正しきれず濁った印象です。
20cm鏡筒で狙ってみたいですね。

 

 


《撮影データ》
2020,5.29
71FL+RD+D5500(HKIR)=432mm F4 SX2赤道儀(追尾撮影) ISO3200 35秒×14コマの加算平均コンポジット(ダーク補正:あり/フラット補正:なし) レデューサー先端にQBPフィルター装着