月齢12.7の月!

星雲・銀河を撮影するか、月を撮影するか、迷ったすえ月を撮影することに。
月齢が12.7(満月2日前)ということもあって、星雲・銀河は写りにくいだろうと思い、月を撮影することにしました。
102ED(屈折望遠鏡)で月を撮影したことがなかったこともあって決めました。
生憎、薄雲、大気の揺らぎありで条件が悪く、シャープ感のない画像になっています。

 

《撮影データ》
撮影日:2023年3月5日
鏡筒&カメラ:102ED+UV/IRカットフィルター+ASI553MC Pro(冷却:-5℃)
赤道儀:SX2
撮像:SharpCap Pro 4.0/画像処理:ステライメージ9(シャープ処理)/ノートリミング
Gain:99/露出:4.63ms

地球から遠ざかるズィーティーエフ彗星

明るい時期のズィーティーエフ(ZTF)彗星を撮ろうと思いながら天候に恵まれず撮れずにいました。
やっと撮影チャンスが巡ってきましたが、月齢6.2の月がすぐ近くにあり、条件としてはよくありませんでした。
前回撮った時と比べると、少し明るさが落ちている感じがします。
周辺減光と色かぶりは中々処理できませんでした。ピントも甘めか!?
今回がラストチャンスになりました。
残念!


《撮影データ》
2023年2月25日撮影
71FL+CometBPフィルター+マルチレデューサー+ASI294MC Pro(冷却-5℃)
F4.1/288mm→576mm
GAIN:402/40秒×46コマのメトカーフコンポジット/ダーク補正あり
画像処理:ステライメージ9(自動処理)+Photoshop CS5で調整 トリミングあり

ズィーティーエフ彗星(C/2022 E3)

久々に明るい彗星が地球に接近。
2月2日にズィーティーエフ彗星(C/2022 E3)が地球に最接近しました。
現在、6等級前後ということで明るいうちに撮っておこうと思い、2月3日に撮影。
昨夜は、北天のきりん座のあたりにありましたが、
満月4日前の月齢12.6の月があり、月明かりの影響で淡い彗星の尾は写りませんでした。
尾が写るよう、月が欠けていく時期に71FL+CMOSカメラ(576mm)で再挑戦したいと思っています。
感度を上げて撮影していたコマを使い、フラット補正を加えて現像し、画像を入れ替えました。

 

【元画像】(周囲を若干トリミング)

 

【拡大画像】

《撮影データ》
2023年2月3日撮影
71FL+CometBPフィルター+マルチレデューサー+D5500(HKIR)
F4.1/288mm→432mm
ISO640/30秒×44コマのメトカーフコンポジット/ダーク補正・フラット補正あり
画像処理:ステライメージ9(自動処理)+Photoshop CS5(Nik Collectionで調整)

オリオン大星雲(M42)再々現像

1月21日から撮影開始し、3つめに撮影したのがオリオン座の「オリオン大星雲」で、日をまたいで22日までにかかりました。
冬を代表する明るく大きな散光星雲です。
オリオン座の中ほどの「三ツ星」の少し南にあり、光害の影響の少ないところではボヤーと肉眼でも確認できます。
ただ、中心部と周辺部の明暗差が大きいので写真に撮るには難しい天体です。
そこで段階露出(6段階)を行うことにしました。
感で露出時間を決めましたが、中心部はまだオーバー気味のような気がします。
再現像した画像も納得いかなかったので再々現像し、画像を入れ替えました。少しましになりました。

 

 

《撮影データ》
撮影日:2023年1月21日~22日
R200SS+QBPフィルター+コマコレPH+ASI294MCーPro(冷却:0℃)
SX2赤道儀+ASI122MMーmini
撮像&オートガイド:ステラショット2
ライトフレーム:130秒×20コマ、60秒×10コマ、30秒×10コマ、15秒×10コマ、10秒×10コマ、5秒×10コマの加算平均コンポジット(総露出時間約63分)
ダーク補正/フラット補正あり Gain:240