梅雨の晴れ間があれば、おおぐま座のM101(回転花火銀河)のしっぽあたりに現れた超新星「SN2023ixf」を撮りたいと思っていた。
台風一過?、6月3日そのチャンスが訪れた。
「SN2023ixf」は、山形県の板垣公一さんが5月19日に発見した。
M101(回転花火銀河)は、2100万光年の近距離にあることから約8等と明るく、見かけサイズが大きく、美しいことから天文ファンに人気の天体だ。
過去に4度の超新星出現が記録されている。
超新星は星の名ではなく、現象を表す。恒星が崩壊し、星全体を吹き飛ばすような爆発を起こすことで、「超新星爆発」とも呼ばれている。新しい星が現れたかのように明るく輝くので、「超新星」と呼ぶ。肉眼で見えた「超新星」は、過去2000年間に8回ほどしかない。
「SN 2023ixf」が発見されて2週間ほど経つが、まだ青白く輝いている。いつかは消えて、後に生まれる恒星の材料になるのだろうか?
比較のために、2023年3月14日に撮影したM101を掲載しておく。3月14日時点では確認できない。
【参考】渦巻銀河M101で輝く超新星「SN 2023ixf」マウナケア山の望遠鏡で撮影 | sorae 宇宙へのポータルサイトより