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草津白根山噴火~構造土の破壊は免れたか!?

1月 31st, 2018 Permalink

1月23日,草津白根山(群馬県)が3000年ぶりに噴火。この噴火で1名が犠牲となった。監視体制と防災対策が急が […]

1月23日,草津白根山(群馬県)が3000年ぶりに噴火。この噴火で1名が犠牲となった。監視体制と防災対策が急がれる。
本白根山(2171m)の鏡池がある火口あとのすぐ北にある旧火口の北縁付近からの噴火で,まったく「ノーマーク」の地点からの噴火であった。改めて火山活動の恐ろしさを実感することとなった。

鏡池は,私が卒論で構造土を調査した場所だったので,その当時噴火していたらと想像すると,そら恐ろしい。
ワンダーフォーゲル部の友人と二人で,5月,9月,11月の3回,3泊4日で弓池近くにテントを張り,徒歩で1時間ほどかけて鏡池まで通って調査した。

当時撮影したフィルムはないかと探し,スキャナーでネガフィルムをスキャンして出力してみた(下の画像)。

構造土は,水分を含んだ土壌が凍結と融解を繰り返すことで大小の礫が少しずつ移動して亀甲状になったもの。高山地域に見られるもので,とくに火口湖のようなところでは大型のものができやすい。鏡池の構造土は直径が1mもある。数十年,数百年はかかっているかも。
現在,どうなっているかは不明。