原爆ドーム周辺や平和公園あたりは,原爆投下前は民家や商店などが密集する繁華街でした。
原爆で破壊された街は,戦後復興し平和公園となりました。
原爆投下当時のものはほとんど残っていませんが,数少ない遺構からその当時の様子を思い起こすことができます。
その一つが,慈仙寺跡の墓石(被爆した墓石)です。
爆心地から270m。原爆で寺院は倒壊し,全員が死亡。墓石は吹き飛ばされ,散乱しました。
墓石がある地面が原爆投下前の地面で,一段上の地面は平和公園をつくるために盛り土をしています。
被爆当時の地面をとどめているのはここだけです。
なお,平和公園についての案内は,次のサイトをご覧下さい(http://www.pcf.city.hiroshima.jp/frame/Virtual_j/tour_j/guide1.html)。