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11.19部分月食撮影計画(1)

11月 13th, 2021 Permalink

11月19日(金)は“ほぼ皆既月食”の部分月食です。 部分月食は今年2回目ですが、前回5月26日は厚い雲に覆わ […]

11月19日(金)は“ほぼ皆既月食”の部分月食です。
部分月食は今年2回目ですが、前回5月26日は厚い雲に覆われ、全く見ることができませんでした。
今回は、秋も深まった時季なので雲も少なく、前回より条件は良さそうなので多少期待がもてそうです

今回の月食が始まる時刻は、16時18分。月の出が17時頃なのですでに部分食が始まっています。
したがって、月が欠けた状態で地平線から昇ってきます(月出帯食)。
月が地球の影の中に入りこむ割合は、月の直径の97.8%なので“ほぼ皆既月食”に近い部分月食となります。
皆既月食では、完全に地球の影の中に入った場合、月が赤黒い色(赤銅色)に見えます。今回の場合はそれに近いので赤銅色の月が見られるかもしれません。
クライマックスは、月が97.8%欠ける(食の最大)18時02分です。赤銅色の月が見てみたいものです。
ただ、月の高度は12度なので高度は低いです。東の空が開けた場所をリサーチしたいと思います。

シミュレーション画像を差し替えました。ライブ配信中継一覧を追加しました。

下の表は、福山市における11月19日の月食の予報です。

時刻 月の高度 方位 食分
月の出 16時56.0分 -0.2度 66.8度 0.487
部分食の始まり 16時18.4分 地平線の下
食の最大 18時02.9分 12度 75.4度 0.978
部分食の終わり 19時47.4分 32.8度 88.4度 0.000
半影食の終わり 21時05.5分 48.6度 100.0度 0.000

※部分月食の始まり、食の最大、部分月食の終わり、半影食の終わりの時刻、食分は全国共通です。
月の高度と方位は、観測地によって変わります。方位は、北を0度として時計回りになっています。
※月食各地予報 – 国立天文台暦計算室 (nao.ac.jp) で、各地の月の高度・方位を調べることができます。

☆参考☆
・モバイルアプリで調べる…「星ナビ」(無料版:AstroArts)、「Moon Book」、「Interval Book」(Vixen)
・ネットで調べる…【特集】2021年11月19日 部分月食 – アストロアーツ (astroarts.co.jp)11月19日は部分月食(2021年11月) | 国立天文台(NAOJ)
・ライブ配信…国立天文台(三鷹キャンパスから中継)→配信日時(予定):11月19日午後4時~午後8時/全国ライブ配信中継一覧


【部分月食のシュミレーション画像】(16時56分~21時06分まで10分ごとにシミュレーション)


※星座の位置は21時06分のものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M63(ひまわり銀河)

4月 20th, 2021 Permalink

赤道儀のウェイトを追加し,鏡筒のバランスを取り直して,お試しにM63(ひまわり銀河),ソンブレロ銀河,M3,M […]

赤道儀のウェイトを追加し,鏡筒のバランスを取り直して,お試しにM63(ひまわり銀河),ソンブレロ銀河,M3,M101(回転花火銀河)を撮影。
相変わらずオートガイドが安定せず,それぞれ15コマほど撮影しましたが,コンポジットに使えるコマはわずかでした。
昨夜は,月齢7.4の月明かりがある上にガスが薄くかかり,条件はよくありませんでした。
これがガイドの不調の一因なのか,それとも鏡筒のバランスか,はたまたステラショットの設定の問題なのか,わかりません。
しばらく調整が必要のようです。
M63(ひまわり銀河)は,りょうけん座にある渦巻銀河で,渦巻腕にうっすら見える花びらのような模様がひまわりの花びらに似ていることから「ひまわり銀河」の愛称で呼ばれています。
残念ながら,この画像では判明しにくいですね。

 

《撮影データ》
2021,4.19
R200ss+エクステンダーPH+ASI294MC-Pro(-10℃) IR/UVカットフィルター装着 QHY5L-Ⅱ+50mmF4ガイドスコープ SX2赤道儀+PoleMaster+ステラショット2(オートガイド) Gain:252 240秒×5コマの加算平均コンポジット ダーク補正あり 周囲の一部をトリミング

 

 

”しし座のトリオ銀河”~リベンジ半ば!

4月 6th, 2021 Permalink

前回3月23日に撮影した「しし座のトリオ銀河」(M65&M66&NGC3628)は,空の条件が悪い中での撮影で […]

前回3月23日に撮影した「しし座のトリオ銀河」(M65&M66&NGC3628)は,空の条件が悪い中での撮影で不甲斐ない結果に終わってしまいました。
昨夜は前回より少しいい条件だったのでリベンジを試みましたが,オートガイドの不調もあってリベンジできませんでした。
20コマ程度撮影して使えたコマは10コマ程度しかありませんでした。

でも,前回よりは少しましな画像にはなりました。

 

左からNGC3628,M65,M66

《撮影データ》
2021,4.5
R200ss+エクステンダーPH+ASI294MC-Pro(-10℃) CometBPフィルター装着 QHY5L-Ⅱ+50mmF4ガイドスコープ SX2赤道儀+ステラショット2(オートガイド) Gain:360 180秒×10コマの加算コンポジット

 

M81&M82(おおぐま座)

3月 14th, 2021 Permalink

13日は新月。 朝方まで雨が降っていましたが,夜は雲が晴れそうだったのでチャンスとばかり以前から撮りたいと思っ […]

13日は新月。
朝方まで雨が降っていましたが,夜は雲が晴れそうだったのでチャンスとばかり以前から撮りたいと思っていたM81&M82(おおぐま座)を撮影することに。
ただ,21時頃まではまだ雲が少し残っていて,ガスっぽい感じの空だったので条件は良くありませんでしたが,夜が深まるにつれて次第にガスも薄くなっていきました。
オートガイドも好調で300秒まで延ばすことができ,悪い条件ながらそれなりに撮ることができたかな。
大きい方がM81(渦巻銀河),小さい方がM82(不規則銀河)です。

 

《撮影データ》
2021,3.13
R200SS+コマコレPH+Heuib-Ⅱフィルター+IR/UV-CUTフィルター  ASI294MC-Pro(-10℃)
 QHY5L-Ⅱ+50mmF4ガイドスコープ SX2赤道儀+ステラショット2(オートガイド) GAIN:330~300 115秒~300秒×34コマ(加算コンポジット)

カーターヒルズ・天体写真展

3月 6th, 2021 Permalink

先日,NHKのニュースで三次市甲奴町のギャラリー「あみん」(ジミー・カーター シビックセンターすぐ上)で天体写 […]

先日,NHKのニュースで三次市甲奴町のギャラリー「あみん」(ジミー・カーター シビックセンターすぐ上)で天体写真展が開催(~3/12まで)されているとのことで行ってみました。
甲奴町在住の天体写真家・福品博美さんが撮影された,ばら星雲やミルクポット星雲など20数点の写真が展示されていました。
お話を聞くと,標高400mの自宅に観測所を設置し,セレストロンの28cm反射望遠鏡+CMOSカメラで撮影し,1天体あたり2時間以上露光しているとのことでした。
まわりを山に囲まれ,光害や霧の影響が少なく,天体撮影の場所としてはいい環境のようです。
うらやましいかぎりです。

 

2021 あけましておめでとうございます!

1月 1st, 2021 Permalink

新年、あけましておめでとうございます。   昨年は、昼間あまり出歩くことができず、夜間の天体写真も天 […]

新年、あけましておめでとうございます。

 


昨年は、昼間あまり出歩くことができず、夜間の天体写真も天候不順で思うように撮ることができませんでした。
今年も同じような状況が続きそうですが、数少ないチャンスを狙って天体写真、自然写真などを撮影していきたいと思います。

 

【2021年のおもな天文現象】
  1/3~1/4 しぶんぎ座流星群
  4/22 こと座流星群
  5/26 皆既月食(スーパームーン)
  8/12~8/13 ペルセウス座流星群
  11/19 部分月食(ほぼ皆既月食)
  12/14 ふたご座流星群

   5/26のスーパームーンの皆既月食を是非撮ってみたいですね。