建仁寺の双龍図

2月 26th, 2012 Permalink

 最終回は,建仁寺です。  今回の撮影目的の一つは,「辰」(龍)を撮ること。京都市内には,雲龍図が見られる寺院 […]

 最終回は,建仁寺です。
 今回の撮影目的の一つは,「辰」(龍)を撮ること。京都市内には,雲龍図が見られる寺院が数か寺ありますが,そのうち妙心寺(右京区花園妙心寺町)と建仁寺(東山区大和大路四条下る小松町)を訪れました。 
 
 龍は仏法の守護神であり、雲を呼び雨を降らせるところから火難除けの意もあるようです。
 妙心寺の「雲龍図」は,狩野永徳の孫の狩野探幽筆なので是非見たいと思っていました。ただ,撮影禁止のためカメラに収めることはできませんでした。直径12mの雲龍図は見る位置によってちがって見え,圧巻です。一見の価値があります。
 建仁寺の「双龍図」は,創建800年を記念して2002年に小泉淳作画伯によって描かれたもので,こちらは撮影することができました。迫力があり,見応えがあります。
 「雲龍図」がある禅宗の寺院は,妙心寺のHP(http://www.myoshinji.or.jp/faq/index.html)に掲載されています。ちなみに広島県東部では仏通寺(三原市)にあります。

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双龍図(法堂天井画)

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「風神雷神図屏風」(俵屋宗達)
建仁寺といえば「風神雷神図屏風」が有名です。本物は京都国立博物館にありますが,こちらにはデジタル複製されたものが公開されています。

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金澤翔子筆の「風神・雷神」 (本坊内)
書家・金澤泰子さんの娘さんの翔子さん(19歳)が「風神・雷神」を奉納され,公開されていました。

撮影日:2012,2.18

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