飛騨古川

8月 31st, 2011 Permalink

 毎年夏には,有志数人で大人の社会見学と自然観察を兼ねて出かけています。  今年は,飛騨古川と乗鞍岳に行きまし […]

 毎年夏には,有志数人で大人の社会見学と自然観察を兼ねて出かけています。
 今年は,飛騨古川乗鞍岳に行きました。3回に分けて記事を紹介したいと思います。 第1回目は飛騨古川です。
 飛騨古川(岐阜県飛騨市)は,高山市から北へ車で30分ほど行ったところにある古い町並みが残る街です。
 戦国時代,豊臣秀吉の命をうけた金森長近が飛騨地方を統一,二代目の可重は,1589年,増島城を築き,城下町づくりを行いました。高山と同じような町づくりを奨励したため,高山の町並みと似ています。高山の街ほど大きくないので,私には鳥取県の倉吉の町並みに近い印象です。
 
 明治以降,このあたり一帯の農家の娘は,古川の街中を通り,野麦峠を越えて信州の製糸工場に働きに行きました。12月末に帰省すると,着飾ってお寺にお参りしたそうです。映画「ああ野麦峠」を思い出します。
 高山ほど観光客が多くないので,落ち着いて散策することができます。 郷土料理・飛騨牛・そば・モナカサンドアイス・地酒など,グルメもいろいろ味わえます。モナカサンドアイスは少し堅かったですが,うまかったです。

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瀬戸川
約400年前,増島城の堀の水を利用し,新田開発のためにつくられました。
瀬戸川筋には古い白壁の土蔵が残っています。

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瀬戸川と鯉
1000匹余りの鯉が放流され,元気に泳ぎまわっています。

furukawa_0834[1]  歌人・金子兜太の句碑

furukawa_0842[1]  渡辺酒造店(蓬莱)
創業1870(明治3)年の老舗造り酒屋。暖簾をくぐると,さまざまな種類のお酒が並べられていました。大吟醸を買ってしまいました。

furukawa_0844[1]  酒林(渡辺酒造店)
杉の葉を束ねたもの。新酒ができた目印で,11月下旬に取り替えられます。

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和ろうそくづくり(三嶋和ろうそく店)

江戸中期から続く,和ろうそく店。7代目が受けつぐ。流暢にわかりやすく説明をされていました。NHK連ドラ「さくら」の主人公・さくらの下宿先のモデルになったお店です。
 

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